にほんご練習帳

思ったことや感じたことを文章に表現する訓練のためやってます。できるだけ毎日続けようと思ってます。

いろんな自分

自分の中にはいろんな人格がある。家族でも奥さんだけといるときと子どもの前では違うし、親友でもあの人の前とこの人の前の自分では、また別のキャラクターになっていると感じる。決して意識しているわけではないけれど、自然とそうなっている。何も無理をしていないし、それぞれの相手と過ごすときならではの居心地の良さがあったりするのだ。


そんな人格の一つとして「職場の自分」というのもある。これは少し意識してコントロールしているところはある。仕事上の人間関係では、好かれなくてもよいが嫌われるのはできるだけ避けたい。だから心を開いて仲良くなることよりも、まずは相手を不快にさせないことを優先した距離感、という感じだろうか。もう20年近くも社会人をやっているので、これも特に無理をしている感覚ではない。はずだったのだけど、このところちょっと心境が変わってきた。

いつの間にか、周囲の見る目が、なんだか自分の意図していなかった人格を作り上げている、言い方を変えれば分不相応な評価を受けている気がするのだ。そして厄介なのは、それに応えようとその人格を「演じている」自分を感じてしまうことである。つまりちょっと窮屈なのだ。今の「職場の自分」だけはあまり自分らしく思えない状況になりつつある。


ある程度の年齢になって、会社での立場も変わってくると誰しもそんな感覚はあるのかもしれない。でももう少しダメなところを出しながらも、受け入れられるようになると楽なのになと感じてしまう。