にほんご練習帳

思ったことや感じたことを文章に表現する訓練のためやってます。できるだけ毎日続けようと思ってます。

子どもの成長を感じるとき☆中1編

 

噂には聞いていたが、こんなに突然来るとは…

 

4月から中学生となった長男は、当初こそブカブカの制服を着て、小学生の面影残る無邪気な笑顔も見せていた。家でも今まで通り次男とたわむれ、一緒にゲームをし、同じマンガを読んで笑いあっていた。

 

それが、である。1週間前から緊急事態宣言が明けて部活動が本格的に始まり、毎日帰宅も19時近くになりこれまでの生活から一変。それとともに、家での雰囲気がずいぶんと変わった。話しかけても、返ってくる言葉は「うん」「いや」「いろいろ」「わかんない」以上。笑顔も少なくなり、あんなに大好きだったゲームも「今日は疲れたからやんない」といった調子。学校で嫌なことでもあったのかと思ったが、毎朝家を出るときは元気に友だちと一緒に行くから、そういうわけでもないらしい。

 

 となると考えられるのは、やはり思春期とか反抗期と呼ばれるやつであろうか…

 

日に日に体格が大きくなり、声も変わって、体はとっくに成長期に入っていたが、オクテなうちの子だから精神的な親離れは中2くらいからかなと勝手に思っていた。

 

それが、どうも一気にやってきたようである。部活が始まって先輩後輩の上下関係にもまれ、遅い時間に友だちと帰宅する、といった毎日が自然と自立心を芽生えさせたのかもしれない。

 

となると、親として少し不憫なのは4年生の次男である。大好きな兄と一緒にゲームをしたくて健気に遅くまで待っていても、結局「今日はやらない」と断られて、一人寂しそうにテレビに向かう姿はなんだかかわいそう。でも別に長男が悪いわけでもない。もやもやとした気分が拭い去れない。おそらく時間の問題で、いまは同じベッドで寝ているのも別々になるだろう。あんなに毎日仲良く過ごしていた兄弟の距離が開いていくのを見守ることになる。ちょっと寂しいというのが本音だ。

 

とはいえ、ひとりの男として、いつまでも親の言う通りにしか生活できないようでは困る。将来を考えると、反抗するくらいのことがあってちょうどいい。健全に成長している証拠としてむしろ喜ぶべきことだ。

 

そう自分に言い聞かせて、強く広い心で受け止めていきたい。