4年生の次男が学校から帰ってくるなり、友だちと約束したから公園に行くと言う。
今日は朝から風が強く不安定な天気で、晴れ間が見えたと思ったら一瞬にして吹雪になったり。
彼らも学校で「放課後に遊ぼう」と約束したものの、後に外が吹雪いてきたからやっぱりやめようとなり、でも下校時には晴れていたので、結局遊ぶことになったそうな。
なんだけど、友だちと別れてから家に帰ってくるころにはまた猛吹雪となった。
彼はちょっとどうするか迷っていたけど、約束したからと出かけていった。
それからは雪が止むことはなくずっと荒れ模様。どうしてるかなと思っていたら、1時間ほど経って雪まみれで帰ってきた。
「少しは遊べた?」と聞くと、しばらく待ってたけど誰も来ないから帰ってきたと、少し寂しそうに言う。
あの吹雪の中、一人で公園で1時間も友だちを待ってたのかと思うと、親としては不憫で切なくなった。
だけど、少し思い直した。
彼は「友だちが来るかもしれないけど、雪だから行かない」ではなく、「友だちが待ってるかもしれないから一応行ってくる」と考える子なのだ。
それは、親としてとても誇らしいことかもしれない。
人としての優しさ、誠実さをもって育っていることを喜びたいと思った。